WebLog for HDG

Poser 用 3D データ製品「PROJECT HDG」に関するまとめ bLOG です。

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STORY of HDG(第16話.10)

第16話・クラウディア・カルテッリエリと城ノ内 樹里(ジョウノウチ ジュリ)

**** 16-10 ****


 その様子に、緒美が優しく声を掛ける。

「大丈夫?カルテッリエリさん。」

 クラウディアは目頭と目尻に溜まっていた涙を、人差し指で押さえる様に拭(ぬぐ)うと、敢えて笑顔で応えるのだ。

「大丈夫です。これ位の事で涙が出るなんて、どうかしてますね。」

「そうじゃなくてね…。」

 クラウディアに向かい、微笑んで樹里が言うのだ。

「…多分、貴方(あなた)の心が快復に近付いているのよ。ねえ、維月ちゃん。」

 樹里に同意を求められ、維月は直ぐに応える。

「そうかもね。それは、いい傾向だと思うよ、クラウディア。」

 続いて、緒美が提案するのだ。

「取り敢えず、さっきの話題は御仕舞(おしまい)にしましょうか。」

 すると、維月が樹里に尋(たず)ねるのだ。

「え~と、そもそも何の話だったっけ?」

「それを、貴方(あなた)が訊(き)く?」

 少し大袈裟(おおげさ)に呆(あき)れた体(てい)で樹里が言葉を返すと、クラウディアが維月に向かって問うのだ。

「それで、貴方(あなた)は結局、どうするの?イツキ。HDG の開発に関わるのは、もう止めにする?」

「手伝うわよ、今迄(いままで)通り。クラウディアを放っては、おけないからね。」

 維月はクラウディアの問い掛けに対して、食い気味に答えを返したのだった。
 それには笑顔で、クラウディアは言うのだ。

「そう。それは取り敢えず、助かるわ。」

 そしてクラウディアは、キーボードのタイピングを再開するのだ。
 丁度(ちょうど)その頃、インナー・スーツ姿の茜とブリジットが部室へと戻って来るのだが、二人は部室奥側の北側ドアから入って来ると緒美達に声を掛けつつ、その儘(まま)、向かい合ったドアから南側の二階通路へと出て行くのだ。北側の階段で上がって来ると、部室を通過しなければ南側のインナー・スーツ用の準備室として使用している部屋へ行けないのだ。
 そのあと、立花先生や恵、直美、瑠菜、佳奈、飛行機部の村上や、九堂と言った面々が部室へ次々と戻って来るのだった。
 それから三十分程が経過して、その日の部活は終了となったのである。

 その翌日からも前日と同じ様に、茜とブリジットは Sapphire を含めての空戦シミュレーションを続行し、クラウディアと維月は協力してエイリアン・ドローンの通信電波を特定する為の『マーク』解析を継続していったのだ。
 その努力の甲斐(かい)は有って、三日目である 2072年10月19日、水曜日の部活中に、エイリアン・ドローンの暗号化通信の先頭マークと思われる共通信号の波形パターンを、遂にクラウディアは見つけ出したのである。
 それはクラウディアの予想通り、共通信号のパターンは一つだけではなく、防衛軍が記録したサンプルからは六種類の共通信号のパターンが見付かったのである。勿論、それぞれのパターンが存在する理由や、使い分けの意味、そう言った具体的な事項は一切が不明なのだ。徒(ただ)それは、一つ目の共通パターンに続いて、そのあと任意の波形が現れ、そして二つ目の共通パターンが登場し、もう一度、先のとは別の任意パターンが現れる迄(まで)が一括(ひとくく)りである、と推定されたのだ。
 クラウディアによると、『共通信号A+送信側識別コード+共通信号B+宛先識別コード』と言う型式ではないかとの推測だったが、それを確認する手立ては、現時点では何も無い。それでも取り敢えず、この解析で判明した六種類の『共通信号』の内、二種類が先述のパターンで登場する通信電波は、エイリアン・ドローン達の通信を特定するのに利用出来る、と言う事なのである。
 因(ちな)みに、その分析結果から、防衛軍が記録したサンプルの内、凡(およ)そ三分の一がエイリアン・ドローンの通信ではないと分類されたのだった。それは、それらの中に共通したパターンが、含まれていなかったからである。
 ともあれ、この分析結果は天野重工本社を通じて防衛軍側にも伝えられ、それはつまり、次のエイリアン・ドローンによる襲撃が発生した際の、HDG の迎撃作戦参加に因るC号機の電子戦能力試験の実施条件が整ったと言う事なのである。

 クラウディアの解析が一定の成果を出した、その翌日。2072年10月20日、木曜日には、予(かね)てより予報されていた台風16号が、九州から四国、本州へと上陸し、日本海へと通過して行ったのである。
 幸い、その進路は天神ヶ﨑高校の所在地域には近くはなく、学校の周辺地域に大きな被害が発生する事は無かったのだが、その日、学校の授業は全て中止となり、通学して来る普通科の生徒達は自宅待機となったのである。兵器開発部のメンバー達は全員が特別課程の生徒であり、特課の生徒は学校敷地内の寮で生活しているので、彼女達は当然、学校の寮内で台風の通過を待ったのである。当然、その日は全ての部活動も中止であり、寮生達は全員が一日、寮で待機となった訳(わけ)である。
 周辺に大きな被害は無かったとは言え、それなりに勢いの強い風雨が長時間継続したので、取り分けクラウディアは、来日して初めての台風を存分に堪能(たんのう)したのだった。

 台風一過から一日を空けての、2072年10月22日、土曜日。
 その日、兵器開発部メンバー達は、午前中から山口県に所在する海上防衛軍岩国基地に居た。地球周辺軌道の観測結果から、この日にエイリアン・ドローンが降下して来る事が予測されたからである。勿論、降下して来たエイリアン・ドローンが、必ずしも日本領空へと侵入して来るとは限らないのだが、当然、防衛軍は迎撃を準備するのである。
 地球周辺軌道の監視は、国際的な協力体制の下に実施されている。月から地球への軌道であれ、地球の衛星軌道であれ、エイリアン・ドローンが取り得る軌道は或(あ)る程度の幅の中に収まるので、それを観測する事自体は不可能ではない。そして観測が出来れば、地球への降下時期や降下地点の絞り込みも可能になるのだ。
 エイリアン・ドローンの降下ルートは、以前は『北極ルート』が多用されていたのだが、それが現在は『アジアルート』、『北ヨーロッパルート』、そして『南米ルート』の三つに分散したのである。日本への影響が有るのは、当然『アジアルート』であり、今回も其(そ)のルートでの降下が予測されたので、それに備えているのである。
 その予測が防衛省で採用されたのが昨日の事で、天神ヶ﨑高校には天野重工本社から作戦への参加協力が昨日の内に通達されたのだった。
 日本の防衛線は九州北西海上に設定され、天神ヶ﨑高校兵器開発部の面々は岩国基地から発進して、前線からは離れて電子戦支援の実験を実施するのである。

 この時代、日本に駐留する在日米軍は大幅に整理されており、北海道、神奈川県、沖縄県の一道二県に在日米軍は集約されているのだった。従って、この時代の岩国基地に、米軍は駐留していない。
 天神ヶ﨑高校と天野重工には、岩国基地の一角が囲い付きで提供され、そこには基地の人員の出入りも制限される等の配慮がされていた。これは、特に天神ヶ﨑高校の生徒が作戦に参加している事を防衛軍内部、主に現場部隊に対して秘匿する為の施策で、そして同時に、民間人である生徒達に、勝手に基地内を移動させない為の対策でもあるのだ。
 岩国基地には天野重工から、畑中等と言った兵器開発部メンバーとは顔馴染みである人員が派遣され、HDG の展開運用を支援していたが、それも、兵器開発部のメンバー達が現地の基地人員と顔を合わせない様にする為の方策だったのである。基地側が天神ヶ﨑高校と天野重工に提供していたのは場所と電力と燃料だけで、それ以外の資材は全て、天野重工が持ち込んでいた物資なのだった。
 作戦の打ち合わせに関しても、HDG の護衛に飛ぶパイロット達と直接に顔を合わせる事はせず、借用した部屋と小松基地のブリーフィング・ルームとをオンラインで結んで、リモートでブリーフィングを行ったのだ。茜達の護衛を行う戦闘機二機は、石川県の小松基地から派遣されるのである。
 ブリーフィングに於(お)いては当然、茜達の姿は映されなかったのだが、流石に声の加工まではしなかったので、茜達の声を聞いた防衛軍側のパイロットは、当初、聊(いささ)か動揺していたのだった。ここで声の加工をしなかったのは、HDG と戦闘機との間で通信通話を行う際に、声の加工をしないからだ。打ち合わせの時だけ加工をしてみた所で意味が無いし、通信の音声まで加工した場合、肝心の通話内容が聞き取り難くなっては、それは又、都合が悪いのである。
 パイロット達には打ち合わせの前に、「試作機ドライバーの身元については詮索しない様に。」と厳命されていたので、それに類する質問等は一切がされなかった。彼等には茜達の身分は「若い、天野重工の社員である。」とだけ、説明がされていたのである。それは事実の一面であり、嘘ではない。

 天野重工からの人員は前日中に岩国基地に入り、天神ヶ﨑高校兵器開発部の受け入れ準備を、基地側の担当者と協議しつつ進めていたのである。
 そして当日の午前九時には、HDG 各機が岩国基地へ空路での自力展開を実施し、到着していた。
 HDG のドライバー以外の兵器開発部メンバーは、天野重工の社有機が移送を担当し、今回は兵器開発部の正式な部員ではない維月も、展開メンバーに含まれていたのである。
 所で、この日、土曜日は平日なので、学校では特課の生徒達には授業が行われていたのであるが、緒美を始めとして作戦に参加した兵器開発部のメンバー達に就いては、社用での授業不参加であると言う事で、後日に補習を受ける条件で、授業には出席扱いとされていたのである。
 岩国基地に到着した HDG 各機は、目隠しのされたエリア内で点検と燃料補給が行われ、その間、茜達ドライバー三名と、指揮役の緒美、監督者の立場である立花先生の五名は、リモートでのブリーフィングに参加したのだった。
 その後は、エイリアン・ドローンの動向を待って、防衛軍統合作戦指揮管制からの出動指示が有る迄(まで)、待機となっているのである。

 そして午前十一時の少し前、東シナ海を東進するエイリアン・ドローンの編隊が探知されると、迎撃の為に待機している全ての部隊に出動の命令が下されたのである。
 兵器開発部の HDG 三機の作戦空域は対馬から五島列島を結ぶ直線上で、この空域を往復し乍(なが)ら、防空識別圏から領空に向かって接近して来るエイリアン・ドローンの通信を探知し、電波妨害を実施するのだ。直掩機を務める小松基地の F-9 戦闘機二機とは作戦空域で合流する予定で、実際に茜達が現場に到着すると間も無く、彼等(かれら)は接近して来たのである。

コマツ01 より、HDG01。其方(そちら)を視認した。一度、上空を通過する。」

 小松基地の F-9 戦闘機からの通信、第一声である。茜は、直ぐに返事をするのだ。

「此方(こちら)、HDG01。戦術情報にて、其方(そちら)の接近を確認。護衛の任務、ご苦労様です。」

 茜達はクラウディアのC号機を中央に、右側に AMF、左側にB号機と、三機が横並びで南向きに五島列島方向へと、高度二千五百メートルを飛行していた。因みに、五十キロ程東側には随伴機である天野重工の社有機が飛行している。随伴機の機長は加納が務めており、機内には飯田部長と立花先生、緒美と樹里、そして本社開発部から日比野が参加し、搭乗していた。当然、日比野と樹里は機内で HDG 各機のデータを受信し記録しているのである。
 同時に岩国基地では、維月がデバッグ用コンソールの操作を担当して、HDG 各機の状態をモニターしつつ、受信データの記録を並行して行っているのだ。点検、整備を支援していた畑中や倉森、新田、大塚、そして兵器開発部の恵、直美、瑠菜、そして佳奈の八名には、各機を送り出してしまって以降は、もう、無事の帰りを待つ事以外に出来る事は無いのだった。
 一方で、天野重工の待機場所には三台のディスプレイが置かれ、A号機からC号機のメインセンサーが捕らえた映像と機体の状態を表す各種諸元の数値が映し出されており、その画像から異常が発生していないかを監視するのも、実は待機組の重要な仕事なのだ。監視の目は、多いに越した事は無いのである。
 因(ちな)みに今回、兵器開発部のメンバー達は学校の制服ではなく、本社から借用した天野重工の女性社員用作業服を着用している。流石に、高校の制服姿が展開先である基地内で目撃されるのは、回避する必要が有ったのだ。

 茜達の上空を通過した二機の F-9 戦闘機は、大きく旋回して茜達の前方を横切り、東方向へと移動して行く。

コマツ01 より、HDG01。それでは、打ち合わせ通りの位置へ着きます。脅威の接近が有れば、直ぐに対処しますので、安心してください。実験の成功を。」

「此方(こちら)、HDG01。ありがとう、御協力に感謝します。」

 茜が応えると、随伴機からの飯田部長の通信が聞こえるのだ。

「此方(こちら)、随伴機、AHI01 より、コマツ01 へ。天野重工を代表して、防衛軍の協力に感謝する。頼りにしてるよ、宜しく。」

「此方(こちら)、コマツ01。打ち合わせ通り、当方は HDG01 編隊と、AHI01 の中間位置にて待機する。宜しく。」

 直掩機とは言っても、速度に余裕の有るジェット戦闘機なので、護衛対象機にピッタリとくっついて飛行する必要は無い。作戦空域は空中と地上の両方から、或いは海上からもレーダーで空域全体が監視されているので、敵機の接近が有れば直ぐに捕捉が可能なのである。加えて、F-9 戦闘機はエイリアン・ドローンとは、機銃を用いた空中戦(ドッグファイト)は極力避ける方針なので、主用兵装はミサイルなのだ。だから、レーダー監視を掻(か)い潜(くぐ)って、突然、護衛対象機の近傍(きんぼう)にエイリアン・ドローンが出現した場合、その近くに F-9 戦闘機が居てもミサイルの使用出来る距離まで離れなければならず、それでは却(かえ)って対処に時間が掛かってしまうのである。無論、その儘(まま)、機銃に頼った空中戦(ドッグファイト)に突入するのは無謀でしかなく、その場合、一気に距離を詰められた F-9 戦闘機はエイリアン・ドローンの斬撃を受ける事になるのだ。そうなったら、F-9 戦闘機に反撃する術(すべ)は、何一つ無いのである。
 そう言った訳(わけ)で、茜達の前方で迎撃の為に待機している、他の F-9 戦闘機も密集した編隊で飛行している訳(わけ)ではない。数百メートルの間隔を取った二機編隊が一組となり、それぞれの編隊が数十キロメートルの間隔を空けてポツリ、ポツリと作戦空域に分散しているのだ。それら編隊の間隔など、中射程ミサイルで迎撃を実施するのであれば無きに等しいし、寧(むし)ろ密集していた場合は何か有った際に、被害が拡大する可能性が高くなるだけで、一つの利も無いのである。
 唯(ただ)、十数機が横並びになった戦闘機から一斉にミサイルが発射されると言った、映画の様に勇壮な場面が見られない事が一部関係者の間で残念がられていたのではあるが、そんな事は防衛作戦上は『どうでもいい事』なのだった。

「AHI01 より、HDG03。それじゃ、エイリアン・ドローンの通信、走査(スキャン)開始して。」

 緒美から、クラウディアへ向けての指示である。ここで、HDG01~03、AHI01、そしてコマツ01、02、合計六機の通話は全てが各機に聞こえており、加えて防衛軍統合作戦指揮管制と、岩国基地でモニターしている維月達にも聞こえていた。これらは全てが、防衛軍のデータ・リンクで接続されているのだ。
 そう言った都合で、今回の作戦行動中、兵器開発部の各自は、名前で呼び掛けないようにと、前日から何度も、緒美や立花先生から注意を受けているのである。

「HDG03、了解。走査(スキャン)、開始します。」

 クラウディアから返事が有って十数秒後、再(ふたた)び、クラウディアが声を上げる。

「HDG03 です。エイリアン・ドローンの通信を傍受(キャッチ)、現在の周波数を特定しました。ロックして、攻撃対象の追跡を開始します。」

「AHI01、了解。思ったよりも、早かったわね。戦術情報と、通信から検出した座標は合いそう?HDG03。」

「はい。大きなズレは、無さそうですね。それよりも、想像以上に相互に通信しているみたいです。もっと静かにしてるのかと、思ってましたけど。」

「そう。記録出来る物は、記録しておいてね、HDG03。」

「勿論です、AHI01。 データは多い方が、検出の精度が上がりますから。」

「オーケー、HDG03。 その儘(まま)、防衛軍の攻撃が始まる迄(まで)、待機しててね。」

「HDG03、了解。」

 これは天野重工、或いは天神ヶ﨑高校兵器開発部にとっては実験だが、防衛軍には実戦なのである。だから、電子攻撃に於(お)いても、最大の効果を狙わなければならないのだ。そこで、C号機による電波妨害攻撃はイージス艦による迎撃第一波の、着弾のタイミングを狙って開始する計画が採用されたのだ。
 電波妨害の効果が有るのか無いのか、有るとして何(ど)れ程の時間持続するのか、そう言った事柄が不明な中で最初だけでも効果を得ようとするなら、最初の攻撃タイミングは敵の行動が一番、慌ただしくなる時間帯に仕掛けるのが効果的だろう、と考えられたのである。
 イージス艦から発射されたミサイルが敵編隊に到達する際に、それを回避する為にエイリアン・ドローン側は各機体間や、その上位との間で、膨大な通信を行うのではないか? であれば、それを妨害する事が出来れば、ミサイルの命中率が改善されるのではないか? そんな緒美の仮説を検証する実験であり、実際の戦果が期待される作戦なのである。

「HDG01 より各機へ。戦術情報より、イージス艦がミサイルを発射した模様です。」

「此方(こちら)、AHI01。情報を確認。HDG03、電子攻撃、準備。」

「HDG03、攻撃準備します。攻撃開始の合図(キュー)をください、AHI01。」

「了解、HDG03。待機してて。」

 クラウディアの要請に対し、緒美の冷静な声が返って来るのだ。
 作戦では、ミサイルが敵編隊に到達する十秒前に、電波妨害を開始する計画である。
 社有機の機内で緒美は、樹里が操作するディスプレイに映し出された戦術情報画面を見詰め、画面上の各目標に向かって縮んでいく線の長さで、電子攻撃開始のタイミングを計っているのだ。

 

- to be continued …-

 

※この作品は現時点で未完成で、制作途上の状態で公開しています。
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